ブログをご覧の皆様、こんにちは。 イーストテーブルの角田です。
今回は、急須やティーポットを選ぶ際のポイントについてお話しします!
最近、私自身も急須を買い替えました。 以前使っていた急須はどうやら茶こしが目詰まりを起こしていたようで、買い替えたことで渋みがなくなって飲みやすい味わいになりました。
こういった面もあり、急須やティーポットでお茶を美味しく飲めるかどうかが決まるといっても過言ではありません。 ちょうど買い換えようか悩んでいる方や、家にある急須やティーポットが使いにくい…と感じている方も、新しいものを選ぶ際の参考にしてみてくださいね。
最初に見るポイントは、サイズ!
まず、急須やティーポットを選ぶ際に見ていただきたいポイントは、容量やサイズ。 1人用なら150cc程度、2人用なら300cc程度、3~4人用なら400~500cc程度を目安に選んでみてください。
たくさん入る容量のものや大きめのサイズを選んだほうが使いやすいのでは?と思うかもしれませんが、適正サイズをおすすめするのにはきちんとした理由があります。
お茶を淹れる際、お茶の葉が湯の中で揺れ動きながら開くことによって味が抽出され、美味しいお茶ができあがります。 その際、お茶の葉が揺れ動く間隔が大きければ大きいほど、お茶の味わいがしっかりと抽出されるようになります。 つまり、入れるお湯の量に対して極端に急須やティーポットが大きいと内部の水位が下がった状態になり、急須やポット内で茶葉が動けるスペースが狭くなって味が落ちてしまうんです。
大は小を兼ねるとはよく言いますが、急須やティーポットに限ってはジャストサイズを意識しましょう!
ゆらぎ急須 (ホワイト) (STUDIO BASIC) / 2600円(税込) 口径が広く、準備から片付けもしやすい急須。シンプルなのでコーディネートも選ばず使えます。容量約300ccは2人用にぴったり。
ポット急須 (ホワイト) (STUDIO BASIC) ※茶こしつ付き / 2400円(税込) 3~4人のおもてなしに便利な470ccのたっぷりサイズ。煎茶や緑茶などの日本茶はもちろん紅茶なども楽しめます。
スタックポット 550cc Weekend Stack MIKASA / 4180円(税込) おもてなしにも便利なゆったり入る約550cc。多人数のお茶会などに便利です。
網の形も選ぶ際のポイントです!
美味しいお茶を飲むためには茶葉の揺れ動けるスペースが大事! …ということで、お茶を抽出する際のフィルターの役割を果たす網も、急須やティーポットを選ぶ際の大切なポイントです。
網の形は、大きくわけて3つ。 1.内部胴体に直接穴が開いている 2.胴体に網が取り付けられている 3.取り外しできるカゴがついている
1.内部胴体に直接穴が開いている
まずは、内部に直接穴が開いているタイプについて説明していきます。 こちらは、お湯を入れた分だけ内部で茶葉が揺れ動くため、お茶の味わいがしっかりと抽出されます。 反面、細かい茶葉で目詰まりを起こしたり、内部にお湯が残りやすくなってしまうというデメリットがあるため、茶葉が大きい玉露などに適しています。
2.胴体に網が取り付けられている
次に、胴体に網が取り付けられているタイプ。 お茶の揺れ動くスペースを確保しつつ、取り付けられた網が細かいフィルターの役目を果たしてくれるので目詰まりやお湯切れの悪さを解消してくれます。 そのため、葉の種類を選ばずに使うことができてオールマイティーに楽しむことができます。 反面、網の掃除ができないため、長く使っていると徐々にお湯切れが悪くなり味が落ちていってしまうという欠点があります。
3.取り外しできるカゴがついている
そして最後に、カゴがついているタイプ。 このタイプの急須やティーポットを使っているご家庭が多いかと思います。 こちらは、カゴの大きさによって茶葉の揺れ動くスペースが決まるため、他の2つと比べるとやや抽出力は弱め。 ですが、ティーバッグのお茶を淹れる際には取り外して使えたりと幅広いお茶に対応できるのがとっても便利。 また、深めの茶こしカゴをチョイスすることで抽出力の違いもさほど気にならないかと思います。 カゴの取り外しが可能なため、掃除も楽々。 色んなお茶を楽しみたいという方には、特にこちらのタイプがおすすめです。
普段飲むお茶の種類などによって網の形も選んでみてくださいね。
素材によって飲み物の味わいが変わります
美味しいお茶を楽しむためには、急須やティーポットの素材選びもポイントになります。
こちらは大きくわけて陶器、磁器、ガラスの3種類になります。
陶器製は吸水性と耐熱性、保温性に優れているため、温かいお茶を長く楽しむのにぴったりの素材です。 吸水性が高いため、お茶の渋味がとれて口当たりの良い味わいになる効果もあります。 ただし、香りや味が染み込みやすく、違うお茶を淹れると味が香りが混じってしまうため、色んな茶葉を使うのには向きません。 使い込めば使い込むほど独特の風合いと淹れ心地に変わり、自分好みの急須に仕上げていくことから「急須を育てる」のが面白いとお茶好きの方に愛用されている素材です。
次に、磁器。一番素直な素材です。 毎回違う茶葉を使っても前に使った茶葉の味や香りが混じってしまうことがなく、淹れたお茶の良さをストレートに楽しめます。 お茶の葉にこだわりがある方には少し物足りないかもしれませんが、日本茶、紅茶、中国茶など茶葉の種類を選ばずに楽しめるのが魅力です。 その日の気分や、お茶請けによって色々なお茶を淹れてみてください。
ちなみに、陶器の独特の風合いと、吸水性のない磁器の性質をあわせもった炻器(せっき)という素材の急須・ティーポットもあります。
ガラス製のいいところは、なんといっても見た目の良さ。 透き通ったガラス面に茶葉が広がっていく様子や、お茶の色合いが見えるので味や香りだけでなく、見た目にも楽しめます。 ただし、冷めやすい素材のため、じっくり飲んで楽しむよりは飲みたい時に適宜淹れるほうが最適です。
この他にも、丈夫で長持ちな鉄製や温かみのある手触りの木製など様々な素材の急須・ティーポットがあります。
では、結局どの素材を選ぶのが一番いいのか?ということですが、日本茶、紅茶、中国茶など色々なお茶を楽しむ現代では磁器素材を選ぶのが無難です。 ご挨拶やギフトなどで茶葉をいただいた時にも使えるので、家に一つあると困りません。
もちろん、使い方によって向き不向きはありますので、ご自分がどんなお茶を楽しむかで使いわけていただければと思います。
洗いやすい広めの口径で片付けが楽になります!
さて、美味しいお茶を飲むためのポイントについてお話してきましたが、長く使っていきたいものなら片付けも簡単な方が嬉しいですよね。
そこで見ていただきたいのは、蓋を乗せる口径のサイズ。
急須やティーポットを片付ける際、中までしっかり洗いたくても口径が小さいとスポンジが入らなかったり、専用の道具を使ったりと手間がかかります。 そこで、口径が広めのものを使えば飲み終わった後の茶葉が捨てやすくなり、底までしっかり洗う際にも楽々。 縁に指や手が引っかかることが減るので片付けのストレスがたまりません。
特に、白い急須やティーポットは茶渋の汚れなどが目立ってしまいがちですが、こまめなお手入れがしやすくなることでその日の汚れが残らなくて安心。 急須やティーポットをよく使う方はもちろん、来客時ぐらいにしか使わないという方も清潔感を保ったまま、長く使うことができます。
エッグ急須 480cc (黄瀬戸) ※茶こし付き / 2200円(税別) 片手で持って淹れられるデザイン。粉引、黄瀬戸、シルバー、アメ天目の全4色。
広口ポット 400cc (粉引) ※茶こし付き / 3000円(税別) 注ぎ口とポット内が洗いやすい広口タイプ。こちらは粉引、シルバーのおしゃれな全2色。
4号土瓶 650cc 白 / 3300円(税込) 業務用にも使えるサイズ。どんな湯呑やカップにも合いやすいデザインです。
ご紹介した食器以外のおすすめはこちらから! ▶▶急須・ポットをCheack ▶▶和食器をCheack
寒い季節はもちろん、おもてなしにもよく使う一つは欲しいアイテムですから、ぜひ、ご自分に合った急須やティーポットを選んでくださいね。
それでは、また次回!
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