EAST table（旧：テーブルウェア イースト）では、美濃焼を中心に普段使いからホテル食器まで和食器と洋食器を豊富に取り揃えており、価格が手頃なものもたくさんご用意しております。

カトラリーとは、食卓用のスプーン、フォーク、ナイフなどの総称です。また、広い意味では、取り分け用のサーバー（トングなど）も含みます。

食卓の主役は食べ物、料理であることは間違いないと思います。また、料理が好きな人は、食器にもこだわる人が多いと思います。では、カトラリーはどうでしょうか。
スプーンやフォークなどは直接、唇や舌先に触れる機会も多く、また基本的には日本人が使い慣れている箸よりも重い物が多いので、食事中に手が疲れないか、握りやすいか、というのも重要になってきます。

そもそもは中世時代のヨーロッパで王位継承者に対する毒殺が横行しており、毒を検知するため、銀合金製のカトラリーを使い、毒によりカトラリーが黒く変色しないかどうか、というのを見定めるための毒殺避けだったと言われています。
これにより貴族の食卓で永らく重用されていたことから、高級食器の代表として定着しました。
19世紀以降は銀の代用品としてニッケルシルバーが大量に用いられ、現代では銀のカトラリーの大部分はステンレス銅製です。

フランスでは、カトラリーを「クヴェール」と言い、それを何人分かにセットして箱に入れたものを「メナジェール」と言います。フランスで結婚祝いの贈り物として、メナジェール（カトラリーセット）を贈るのが習慣になっているそうです。
日本でも、結婚祝いの定番品の1つとして、カトラリーセットは有名ですね。

現代のカトラリーは、さまざまな形、素材、色が存在しています。
ご家庭で大体あるのはステンレス製のカトラリーかと思います。持ちが良く、落としても割れることがないため、結婚当時に買ったものや頂いたものを自分の子供が大人になっても使い続けられる、そして受け継がれていくほど丈夫な仕上がりのものが多いです。
ステンレスカトラリーは、品が良く、食卓に並べると高級感を醸し出してくれます。スタンダードな形のものがほとんどで、用途やシーンを選ばず、どんな食卓にもマッチしてくれますよ。

次に使っている方が多いであろうカトラリーは、木製のカトラリーです。
カフェなどの飲食店で、カレーやスープについてくるスプーンが木のスプーンであるというのも最近では多く、優しい口当たり、そして軽さが特徴的です。落としても割れにくく、厚みがある持ち手のカトラリーが多く存在するため、握りやすいのも特徴の1つです。小さなお子様からご年配の方にも使い易いため、家族みんな笑顔で食卓を囲むことができそうですね。また、ベビー用のカトラリーも、木製のものが多いですよ。
木製のため、熱が伝わりやすいと言われるステンレス製とはことなり、スープなどに使ってもカトラリーが熱くなりにくく、安心して口に運ぶことができますよ。
また、近頃では食洗機OKのものも多いです。ただし、塗装の劣化が早まる危険性がありますので、手洗いがオススメです。
木製カトラリーは、和食器・洋食器どちらにも合わせることが可能です。カラーも木の種類などにより豊富に存在し、選ぶ楽しみもあります。また、手作りのものや、天然木を使用しているものなど、ひとつひとつ形が微妙に異なったり、木目の柄が異なることもございます。個性としてこれも選ぶたのしみがありますね。
食器以外にランチョンマットなどとのコーディネートも楽しめます。いつものステンレスカトラリーを木製カトラリーに変えるだけで、おしゃれなカフェのような雰囲気を演出できます。食卓に温かみを添える事もできますよ。
木製以外に、竹製カトラリーも人気です。

その他に、陶製カトラリーも人気のカトラリーの1つです。
陶器製のカトラリーは、その通り陶器でできています。土の種類にもよりますが、白い磁器製のカトラリーはつるんとした口当たりが特徴的。陶器のカトラリーは、ひとつひとつ形が微妙にことなったりするものもございます。それもまた並べて楽しいですね。
陶製スプーンは、プリンなどの手造りデザートに添えたりするととても良く似合います。白い陶製カトラリーは洋食器との相性もよく、白いカラー同士で合わせれば、爽やかな清潔感溢れる印象に。ステンレスよりも優しいイメージになりますよ。

様々な料理を食べる時に必要になってくるカトラリーの種類は、とても多く存在します。スプーンやフォーク1つとっても様々な種類あります。
カレーやオムライス丼もの、スープやデザートなど汎用性が高いデザートスプーン。オードブルや肉料理、デザートを始め、メイン料理に使われる汎用性が高いデザートフォーク、デザートナイフ。
紅茶やコーヒー、フルーツカクテルに使われるティースプーン、コーヒー専用のティースプーンより一回り小さいコーヒースプーン、それよりもさらに小さいデミタススプーン。
シュガーポットに入れるシュガーレードル、アイスクリーム用のアイスクリームスプーンは少し変わった形をしています。朝食に使う機会が多いバターナイフや、先が丸まったバタースプレダー。
カフェやファミレスでパフェや、フロート、アイスクリーム、アイスティーを注文するとよく出てくるのが、持ち手が長く置くまで届くソーダスプーン。
家庭によくあるケーキやフルーツ用のケーキフォーク、さらに小さなヒメフォーク。ケーキ専用のスプーンはケーキスプーン、メロンやスイカを食べる、先がフォークのように分かれた先端の形をしているのはメロンスプーンと言います。ホットケーキやフルーツに使われるフルーツフォークはケーキフォークよりも少し大き目。フルーツナイフはデザートナイフよりも小さいサイズです。その他、ご家庭でも持っている人が意外と多いのがグレープフルーツスプーン。先がギザギザでグレープフルーツを始めフルーツが食べやすいですよ。
メイン料理に使われる、テーブルフォーク、テーブルナイフは家庭のカトラリーの定番ですね。
魚料理には専用のフィッシュナイフ、フィッシュフォーク、フィッシュソーススプーンがあります。
フルーツカクテルや、えび、カニ料理に使うのは、カクテルフォークと言います。またオイスターフォークはカキや貝料理に使い、先が丸い形のフォークです。
その他、料理を取り分けるのに使うカトラリーにも名前があります。カレーなどソースポットに使うのはグレビーレードル、サラダやフルーツ・デザートの配分用にはサービススプーン、コールドミートにはサービスフォークが使われます。

EAST table（旧：テーブルウェア イースト）では、陶磁器生産シェア日本一の岐阜県美濃焼の商品が90%以上で安心の日本製の食器がほとんどです。お茶碗・湯呑み・マグカップ・箸置き・小皿・中皿・大皿・ランチプレート・小鉢・中鉢・大鉢・どんぶり・茶碗蒸し・急須やポット・コーヒーカップ・スープカップなど美濃焼を中心に、和食器、洋食器、木製食器、キッチン雑貨など10,000点以上取り揃えております。普段使いからホテル食器まで価格は99円～2,000円以上のものまであり、様々な生活スタイルや好みに合わせてお選び頂けます。

レストランでカトラリーを使う際は、マナーがありますので用途を守り使う必要がありますが、わかっていれば家庭で使う際は使えるものを使う、という事も多いかと思います。
全ての料理に対応しようと思うと、それなりに数を揃えなくてはいけません。とりあえず使い易いものから、揃えて増やしていくというのも手かもしれませんし、最初に一気に揃えてしまうというのもメーカーを揃えれば見栄えも良いですしコーディネートもまとめやすいのでオススメでもあります。
ぜひ一度、ご家庭のカトラリーを並べてどのサイズを持っているのか確かめてみてください。そして、足りないものをリストアップしてみてはいかがでしょうか。きちんと用途を守ることによって、使いやすく、そしてより料理が美味しくなる可能性も十分にあります。
また、曲がっているもの、かけているカトラリーはありませんか？欠けててもまぁいいか、とそのまま使うことも多々あると思いますが、ケガをする前に、買い替えもご検討くださいね。